まちあるき レポート

archive


第2回 [米沢市]わくわく!景観探険まちあるき~城下町の水路を巡ろう!~

2023.10.7

10月7日土曜日に米沢市で「城下町の水路を巡ろう」をテーマにまちあるきを開催しました。当日は、天気は晴れ間が見えたり時折小雨模様の中、米沢市内や近隣の市町から27名の参加者が伝国の杜に集まりました。講師は景観地域づくりアドバイザーの熊坂俊秀氏が、参加者を案内していきます。
(株)新田の建物の裏にまわると美しい庭園があります。このような美しい庭園があったことを初めて知ったという方が多く、参加者の多くがとても印象に残った場所でした。
ここで、粟野商事のセレクトショップJUYOUKANを少し見学させていただきました。
道路沿いにたたずむ重厚感のある印象的な建物「樹養館」は、明治28年(1895年)創業の繊維問屋「粟野商事株式会社」の社屋として大正期の米沢大火後に建てられました。かつては出荷場として多くの人や着物等の商品が行き交う活発な商売の場でした。昭和41年(1966年)に新社屋が建築され空き状態になっていたこの建物を、平成8年(1996年)の秋に歴史を感じる建造物の良さをそのまま残し、蔵と一続きの広いイベントスペース「樹養館」として蘇り、2008年度の米沢市景観賞「残したい建物部門」にも選ばれている建物です。

Details

こちらは武者道と呼ばれ、下級武士たちが忍んで買い物をする際に使用した道です。
 江戸時代、武士たちは買い物をするにも帯刀し、身なりを整えて出掛けなければなりませんでした。武者道とは下級武士たちが刀をささず、忍んで買い物をする際に使用した道のことです。市内に何箇所か残っています。
こちらは、武者道沿いに水路がありますが、その水路は江戸時代の名残を感じることができ、三の丸堀の土塁の大きさを実感できる場所です。

このページをシェア