「景観重要建造物」及び「景観重要樹木」について

「景観重要建造物」とは

●地域の自然、歴史、文化等からみて、建造物の外観が景観上の特徴を有し、景観計画区域内の良好な景観の形成に重要なものであるものについて、景観法第19条に基づいて景観行政団体の長が指定するものです。

●この指定については、建造物の所有者等が提案することができます。

●提案されたものについては、要件を満たしているかどうか審査をしたうえで、指定します。

●指定の方針の及び基準や提案様式等は、山形県HP「指定の方針及び基準」についてをご覧ください。

景観重要建造物の指定状況(令和5年3月末現在)
※タイトルをクリックすると、さらに詳細な情報をご覧いただけます。

①旧最上橋(山形県景観重要建造物第1号)(大江町景観重要建造物第2号)

①旧最上橋(山形県景観重要建造物第1号)(大江町景観重要建造物第2号)の画像

旧最上橋は昭和15年の架け橋以来、約60年にわたり、多くの人に利用されてきました。 最上川に映る3連アーチ橋の美しい姿は、大江町のシンボルとして現在も残されています。 日本一公園から見る東へ大きく蛇行して流れる最上川と、川面に影を映す眼鏡橋は県内でも有数の景勝地です。 (平成21年3月17日指定) 所在地:大江町大字左沢

②最上白川砂防堰堤(山形県景観重要建造物第2号)

②最上白川砂防堰堤(山形県景観重要建造物第2号)の画像

白川の上流部にあり、全長273メートル、高さ12メートルと最上町では最大の砂防堰堤です。 下流側は水が白い帯のように流れ、上流側の水面に映る景色が美しく、また、ダムに注ぐ渓流も白川渓谷として有名で紅葉時期は特に美しくなります。 付近にはオートキャンプ場や遊歩道が整備された「最上白川渓流公園」があり、渓流釣りのポイントとしても有名です。 (平成25年3月19日指定)
最上白川砂防堰堤はビューポイントにも選定されています。 所在地:最上町大字東法田字窓塞

③西屋旅館(米沢市景観重要建造物第1号)

③西屋旅館(米沢市景観重要建造物第1号)の画像

文政12年(1829年)に建築された母屋は、茅葺入母屋造りが印象的な中世の旅館建築で、地域に唯一現存する歴史的に非常に重要なものであり、地域の象徴として良好な景観を形成しています。(平成23年7月5日指定) 所在地:米沢市大字関1527

④笹野観音堂(米沢市景観重要建造物第2号)

④笹野観音堂(米沢市景観重要建造物第2号)の画像

大同元年(806年)に名僧・徳一上人によって中興されたお寺です。 現在のお堂は、天保4年(1843年)に再興されたもので、大きな茅葺の屋根、精巧な彫刻など、置賜地方では希にみる壮大な建物です。 (平成24年6月25日指定) 所在地:米沢市笹野本町5686-5

⑤清野家主屋、蔵及び築地塀(大江町景観重要建造物第1号)

⑤清野家主屋、蔵及び築地塀(大江町景観重要建造物第1号)の画像

清野家主屋、蔵及び築地塀は、最上川舟運で栄えた町の歴史を今に伝える貴重な建造物です。 江戸後期に建てられ、会津屋という屋号で終戦前まで造り酒屋を営んでいた原町通り最大級の商家の建物で、木造2階建て、明治期の竣工とされる主屋、大きな鬼瓦を頂く店蔵に加えて、江戸期の竣工とされる土蔵などが並び、歴史的なまちなみを形成しています。 (平成20年12月14日指定) 所在地:大江町大字左沢183番地

「景観重要樹木」とは

●地域の自然、歴史、文化等からみて、樹容が景観上の特徴を有し、景観計画区域内の良好な景観の形成に重要なものであるものについて、景観法第28条に基づいて景観行政団体の長が指定するものです。

●この指定については、樹木の所有者等が提案することができます。

●提案されたものについては、要件を満たしているかどうか審査をしたうえで、指定します。

●指定の方針の及び基準や提案様式等は、山形県HP「景観重要樹木の指定」についてをご覧ください。

景観重要樹木の指定状況(令和5年3月末現在)
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①万歳の松(米沢市景観重要樹木第1号)

①万歳の松(米沢市景観重要樹木第1号)の画像

明治天皇が御巡幸の際、当地で休憩されたことを記念して、明治22年に地元の有志によって植えられた老松です。 樹高13メートル、枝張り約20メートル の赤松で、東北中央自動車道の米沢八幡原ICのランプ内に整備された公園に位置し、樹形・樹高からシンボルとなっています。 山形県景観重要樹木第1号(平成21年3月17日指定) 米沢市が景観行政団体に移行することにより、指定の主体を米沢市に引き継ぎました。 (平成22年3月3日山形県指定解除) (平成22年4月1日米沢市指定) 所在地:米沢市万世町桑山200-1

②神代カヤ(大江町景観重要樹木第1号)

②神代カヤ(大江町景観重要樹木第1号)の画像

樹齢は約1500年、カヤの木としては東北一と言われています。 近くの「みろく堂」の前にあった大スギ(根周り8メートル)と、このカヤの精霊が相連れて伊勢参宮をしたという伝説があり、「枯れ木といえども刃物を入れるな」と伝えられています。 (平成20年12月14日指定) 所在地:大江町大字小釿

③松保の大杉(大江町景観重要樹木第2号)

③松保の大杉(大江町景観重要樹木第2号)の画像

樹齢は約1100年、根周り14.7メートル、直径3.38メートル。樹冠は円錐形をなして一本の樹で森を形作っています。 県下のスギとしては第一位の巨樹とされています。周囲一帯が山に囲まれた山里に、極めて目立つ一本の大杉がそびえ立っている姿は雄大です。 県指定天然記念物にもなっています。 (平成20年12月14日指定) 所在地:大江町大字小清字松保

④柳川熊野神社のケヤキ(大江町景観重要樹木第3号)

④柳川熊野神社のケヤキ(大江町景観重要樹木第3号)の画像

柳川熊野神社のケヤキは、樹齢が800~1000年と言われています。 通りから目につきやすく、地区のアイストップとして、また地域のランドマークとしての役割を担っています。 (平成20年12月14日指定) 所在地:大江町大字柳川153-10

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