やまがた広告景観コンテスト レポート

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第1回 受賞作品 【広告景観デザイン部門】

2023.3.17

山形県知事賞

「よぐござたなっす。私たちのふるさと、上山へ。」

発案者小山 ひより

コンセプト

【上山の人々の温かさや上山の魅力を伝え、上山の人々と観光客を繋ぐ架け橋となる屋外広告】
上山の観光地や特産物をアピールしつつ、そこに携わる人々に注目して制作しました。鮮やかな、人のシルエットを裏表に配置し「上山の人々」の存在を強くアピールしました。文章に関しては、表面には短いコピー、裏側には一言コメントを添えました。また、上山の人々の温かさや土地の雰囲気を感じさせるために方言を用いたこともポイントです。コロナウイルスの影響で人との交流が少ないなかですが、この広告や、QRコードを読み込んだ先のサイトを見て実際に上山の人と話しているような気持ちになっていただけたらと思います。現地に足を運んでいただけるとなお嬉しいので、webサイトからマップやお得な情報を入手できたら良いなと考えています。また、広告に載っている方々に直接会ってスタンプを押してもらう
スタンプラリーなども企画しています。記載している文書の内容は上山観光物産会が発信している「上山ラプソディ」の記事をもとにしています。

東北芸術工科大学学長賞

「かみのやま時間旅行」

発案者木下 海結

コンセプト

テーマは「訪れた人に昔の時代にタイムスリップしたような感覚を味わってもらい、上山の街並みを楽しんでもらう」です。
上山市は新しいものが増えている現在でも、昔の街並みが数多く残されている貴重な場所であり、それが魅力であると考えます。そのような魅力をさらに引き出すため、落ち着いた雰囲気の街並みに合うような、昔懐かしさを感じられるレトロな看板をいくつかデザインしてみました。このような看板が街に設置されることによって、街を歩いているだけでも、現実世界とは少し違う雰囲気を味わえ、「また来たい」と思ってもらえるのではないかと考えました。また看板が設置されることにより、「なにから楽しんで良いのかわからない」といった問題も解決できると考えています。デザインは、景観に調和しつつも彩りを与える街の名脇役的な存在をイメージし、制作しました。

日本屋外広告業団体連合会会長賞

「『深呼吸しよう。』上山やすらぎクアオルト」

発案者荒田 風羽

コンセプト

「かみのやまクアオルトで非日常なやすらぎを」というメッセージを上山市内外の方へ伝えるコンセプトの広告を提案します。上山市のクアオルトは、日本で唯一ミュンヘン大学に認定された気候性地形療法コースがあり、リラックス・リフレッシュに最適な豊かな地形と自然環境を持っています。しかし現状、その知名度はあまり高くないと感じます。上山市がすでに持っている療養に最適な自然の価値と、人を呼び込むための明るいイメージを掛け合わせ、「色とりどりでのびのびとした自然」をクアオルトコースで見ることのできる色鮮やかな植物をモチーフにアピールします。

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