トークセッション
県内外で活躍する方々が語る、やまがたの景観の魅力
先人より受け継がれてきたやまがたの景観は地域資源であり、次世代へ、より良くして引き継いでいくべきものです。
各分野の専門家や関係者が、地域づくりや魅力発信等に繋がる取り組みについて、
それぞれの立場で情報交換・意見交換を行い、改めて地域の持つ魅力を共有します。
また、県外・海外から移住された方からは、客観的な視点からの山形の景観(地域・文化)について、
ご自身の取組みを交えて意見を伺います。
地域の方々に愛されつつ、県外や世界からも注目され、景観地域として持続されていくような
アイデアの創出や、関係者間の連携を生み出します。
トークセッション出演者プロフィール
profile
村山会場ゲスト
外国人向けに、インバウントに係る様々な事業を展開
The Hidden Japan代表
山科 沙織氏
2018年、酒田市で同社を設立し、訪日外国人をターゲットにしたツアーの企画・販売や観光プロモーション、メディア運営など、インバウンドに係るさまざまな事業を展開している。
山形県三川町出身。
山形県景観形成審議会委員(R2.4〜)、山形県国際戦略検証委員会委員(R4.2〜R5.3.31)、
山形県観光審議会(R6.4〜)
移住し、イラストレーションで山形の様々な魅力を発信
イラストレーター
竹永 絵里氏
福岡県出身。2020年に夫のUターンに伴って山形市に移住。
柔らかいタッチで、かわいらしく親しみのあるテイストのイラストレーションが特徴。
「やまがた景観物語100ガイドブック」のイラストを担当。山形で出会った景観の魅力を多くの人に伝えたいと、都内で山形の景観を題材にした個展も開催している。
移住し、山形の景観と人の躍動感を美しい映像で表現
映像作家/映像制作会社「サードスペースプロダクション」所属
ユイ・メンドーザ氏
フィリピン出身。フィリピン大学でコミュニケーション学を専攻後、2019年に来日。
山形県に住みながら、テレビコマーシャル、企業PR動画、商品PR動画、ドキュメンタリー作品などの映像作品を制作。山形県をはじめ東北などで撮影した日本の美しい四季を紹介する映像を自身のユーチューブチャンネルで公開している。2023年3月、マレーシアのNintiin国際映画祭でショートフィルム部門、ショートフィルム監督部門の2部門で最優秀賞を受賞。
置賜会場ゲスト
都市計画、景観まちづくり 観光まちづくりの専門家
山形大学工学部准教授
高澤 由美氏
山形大学准教授、専門は都市計画、景観まちづくり、観光まちづくり。
サスティナブルな地域づくりに関する研究・教育活動を行っている。
秋⽥県秋⽥市出身。神⼾大学大学院自然科学研究科卒
山形県景観形成審議会委員(H24.4〜)、山形県観光審議会委員。米沢市景観形成委員会委員⻑(R3.4〜)、米沢市中心市街地活性化協議会(H24.4〜)
一般社団法人山形県古⺠家再生協会代表理事/株式会社本多建設代表取締役
山形県古民家再生協会会長
本多 作之助氏
山形県米沢市出身。株式会社本多建設代表取締役。
大学卒業後、社寺仏閣建設を得意とするゼネコン勤務を経て、創業3代目として米沢市にUターン、地域密着型の住宅建設を数多く手掛ける一方で、2014年に「一般社団法人山形県古⺠家再生協会」を立ち上げ、志を同じくする仲間とともに、地域に新たなコミュニケーションを生み出す様々な活動に取り組んでいる。米沢市景観形成委員会委員。
日本文化・日本語に興味を持ち、移住し、山形の魅力を発信
山新観光 インバウンド促進担当
ディーン・セーラ氏
アメリカ⻄ワシントン大学日本語学科専攻卒。14歳の時アメリカの高校の吹奏楽部の音楽交流プログラムを通じ初めて日本に滞在し、日本文化や日本語に深く興味を持つ。翌年、名古屋愛知商業高校へ1年留学し、独学で日本語を勉強。その後東京成蹊大学への留学。2019年から山形県⻑井市国際交流員(JETプログラム)を経て、2023年4月から、山新観光インバウンド促進担当として務める。趣味・興味は、旅行、温泉巡り、ラジオ出演、農家レストラン、ボランティア。
観光ボランティアガイドの傍ら、置賜の絶景を数多く撮影
観光ボランティアガイドながい⿊獅⼦の⾥案内人兼写真家
鈴木 亮(まこと)氏
長井市出身で、長井市在住。山形大学工学部を卒業後、置賜地区の中学校で教員として勤務。
現在、長井市立致芳小学校で地域学校協働活動推進員。
2018年から観光ボランティアガイド「ながい黒獅子の里案内人」として活動しながら、主に置賜地区の観光PRのための写真を撮影。「やまがた景観物語」のコンテスト入賞やHPで採用写真多数。
最上会場ゲスト
金山町で街並み(景観)づくり100年運動・ステージⅡを統括
秋田公立美術大学教授・建築家
岸 健太氏
東京都出身。シンガポールの複数の教育機関で実験的なデザインスタジオを指導した後、1999年より日本での活動を開始。2003年より、都市・建築・デザイン・アートの領域を横断する活動拠点として「LWL -Lab for the WonderLandscape-」を主催している。大学院にて、複合芸術研究科⻑として教鞭を執る一方で、本県金山町でのまちづくりワークショップに参画するなど現地市⺠や様々な専門家とともに活動を行っている。
地域や社会の課題解決のデザインを形作る人(ソーシャルデザイナー)
一般社団法人最上のくらし舎代表
吉野 優美氏
新庄市在住。東京都日野市出身。都内の制作会社勤務を経て、H27年に父親の出身地である新庄市に移住し、新庄市地域おこし協力隊)として活動(〜H30.3まで)。H30.9月に(一社)最上のくらし舎を設立し、主に空き家活用を軸にした地域の担い手づくりと情報発信に取り組みながら、「地域や社会の課題解決のデザインを形作る人=ソーシャルデザイナー」として地域の様々な企画・運営に携わる(R6.4〜)、山形県景観形成審議会委員、山形県総合政策審議会委員(R5.7.1〜)、産業構造審議会委員(R5.11.29〜)
子供達を自然の中で遊ばせ、鮭川村の暮らしを楽しむ
森のようちえんカムイキッズ代表
フレデリック・ラーワー氏
アメリカウィスコンシン州出身出身、通称フレッド。外国語指導員として来日、千葉県で5年間、高校生に英語を教え、群馬県と山形県で3年間、早期学習者に英語を教えた経験を持つ。群馬県出身の絵本作家の妻と息子と共に2019年3月鮭川村に移住。2020年に森のようちえんカムイキッズの活動を開始。最上地域で自然体験プログラムを展開しながら、幼児教育、幼児心理・発達、野外教育について研究している。最上郡の子どもたちを屋外で伸び伸びと遊ばせ、鮭川村での生活を楽しむ。
庄内会場ゲスト
風景計画、建築、まち・むらづくりの専門家 地方都市や農村部再生を研究
東北公益文科大学
温井 亨氏
東京都出身。東京大学工学部建築学科卒業後、東孝光建築研究所に在籍。その後、研究職として東北芸術工科大学デザイン工学部、東北公益文科大学公益学部に在籍。研究分野は、地方都市の再生、農山村の再生、町家等の都市建築、暮らしの風景(文化的景観)。
現在は、観光・まちづくりコースの教授として学生たちを指導する傍ら様々なフィールドワークを介して、地域課題等に取り組んでいる。建築士、日本造園学会東北支部常任幹事他。
山形に惹かれ移住、羽黒山の山伏として出羽三山の魅力を発信
東北公益文科大学特任教授
バンティング・ティモシー氏
ニュージーランド出身。15歳の時初めての訪日で大阪、京都、広島、宮島、姫路、東京を回り、帰りの飛行機から日本の姿を見て「ここに住みたい」と決心。日本政府が運営するJETプログラムに応募し、アシスタント語学教師として庄内町に赴任。現在は東北公益文科大学で英語を教えながら、⽻⿊山の山伏として山伏修行の先達助手、コーディネートや出⽻三山の魅力をブログやYouTubeなどで発信している。やまがた百名山を登山で巡っている。現在35ヵ所を登山。酒田市在住。
鳥海山・鳥海ジオパーク等の観光自然資源の魅力を発信
写真家
繁田 久美子氏
遊佐町出身。都内の写真スタジオで写真家として腕を磨きフリーランスの写真家として独立。自然豊かな場所で働きたいという想いから、2020年に故郷遊佐町の地域おこし協力隊として着任。鳥海山・飛島ジオパークを中心とした観光、自然資源の魅力発信業務を担う。フリーランスの写真家としても活動しながら、町の観光地や文化、産業を写真を使ったPRに取り組み、現在はジオガイド、ジオパーク写真集の制作など精力的に地域の魅力発信に取り組んでいる。