動画で楽しむやまがた景観物語
はっきりとした四季の変化があるやまがたで、
限られた時期にしか見ることが出来ない
ビューポイントの絶景を
立ち入って眺めることが出来ない視点から捉えた動画でお楽しみください。
ここは、最上峡の土湯山に「幻想の森」と呼ばれる、樹齢1000年を超える天然杉が群生する森があります。この人里離れた森にあるのは静寂と特徴的な杉が作り出す幻想的な空間です。 現地を訪れると、写真や映像で見るよりも木々のスケールが大きく、迫力があり、独特の世界観に包まれます。 ぜひ現地を訪れて体感してみてください。
庄内平野北端の山際に位置する丸池様は、湧き水だけで満たされた池です。水の色は幻想的なエメラルドグリーンですが、光の加減で微妙に色を変えていきます。池は鳥海山大物忌神社の境内地にあるため、古くから地域住民の信仰の対象として大切にされてきました。 池の手前にある牛渡川では、初夏には透明な水にたなびく梅花藻が、秋には鮭が遡上する姿を見ることができます。 丸池様や牛渡川の上流は神秘的な空気に包まれ、多くの方を魅了し、疲れた時には癒しを求めに何度も訪れるパワースポットです。
かつて不法投棄が散乱し、荒れ果てていた立谷川。 2006年、1人の住民男性が「孫が遊べる場所にしたい。」と流域の環境整備に乗り出し、5年を費やし川原一面の芝桜を咲かせました。それを見ていた地域住民達も手伝うようになり、その男性が亡くなった後も、ボランティア団体に活動が引き継がれ、2012年には、その取組みに共感する人々によりボランティア「立谷川の花さかじいさん」が結成。本格的な整備活動が開始されました。現在も「山形を花の桃源郷に!」を合言葉に活動は続けられ、不法投棄はゼロ、6万人の見物客が訪れる名所となりました。 春には芝桜と桜越しに見る月山は美しく、秋には一面コスモスが咲き誇り、多くの見物客が訪れる名所となっております。サイクリングロードとしても人気の場所です。
南陽スカイパークからは、南陽市の代表的観光スポットである白竜湖と赤湯市街地を眼下に、飯豊連峰や吾妻連峰に囲まれた美しい置賜盆地の大パノラマを一望できます。 また、南陽市、米沢市の街明かりを望むロマンチックな夜景も楽しめます。 秋の冷え込んだ朝、置賜盆地は深い霧に包まれ、雲海を観ることができます。 南陽スカイパークは、このような絶景を120%体感できるパラグライダー体験ができます。 パラグライダーを体験するにはハードルが高いと感じる方にも、この絶景を楽しんでいただける動画となっておりますので、ぜひご覧ください。
蔵王の樹氷は、日本海の湿気を含んだ雪がシベリア偏西風に運ばれ枝に凍りつき、樹木全体が白い氷になったものです。オオシラビソ(アオモリトドマツ)にできる蔵王の樹氷は特に有名で、「スノーモンスター(樹氷:アイスモンスター)」と呼ばれる冬の造形美です。展望台から望む地蔵山(1,736m)の西斜面一面に形成する自然のアートであり、未来に残していきたい山形の誇れる景観です。 近年、アオモリトドマツは害虫による食害が深刻な状況で、年々樹氷の姿も小振りで期間も短くなってきています。だからこそ、今、観ていただきたい場所です。それは”蔵王の樹氷”を守ることに繋がります。ライトアップや、ナイトクルージングで行く樹氷幻想回廊ツアー、スキー等で樹氷の間を滑りながら鑑賞するのもオススメです。 新緑や深緑、紅葉等四季を通してお楽しみいただけます。
玉簾の滝は、およそ1200年前、弘法大師が神のお告げにより発見、命名したとされる山形県内一の高さ(落差63m)を誇る直瀑の滝です。苔むす杉の大木群に囲まれ、霧雨のような滝しぶきがマイナスイオンたっぷりのパワースポットです。 4月下旬からGW頃には、滝までの参道に山桜が芽吹き、新緑の時期から紅葉の時期まで、参道には鳥海山系の可愛らしい野草花を楽しむことができます。 GW、お盆にはライトアップイベントが行われ幻想的に輝く玉簾の滝を、1月下旬から2月初旬には、凍った滝(氷瀑)をご覧いただけます。 人気ビューポイントで、雄大な滝を観ようと多くの観光客が訪れます。 動画をお楽しみいただいた後は、現地に出向き、滝の音や滝しぶきのマイナスイオンを浴び、自然の彩りを全身で体感していただくことをオススメします。
宝珠山立石寺(山寺)は、貞観2年(860)清和天皇の勅願によって慈覚大師が開いた、天台宗の御山です。正面の建物は国指定重要文化財の根本中堂です。延文元年(1356)初代山形城主・斯波兼頼が再建した入母屋造・5間4面の建物で、ブナ材の建築物では日本最古といわれ、天台宗仏教道場の形式が保存されています。 山寺の岩山は、火山の噴火による火砕流が堆積してできた凝灰岩で、永年の水や風の侵蝕によって奇岩・怪石の数々が生み出されました。「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という芭蕉翁の句が有名で、風光明媚なパワースポットとして多くの観光客が訪れます。 立石寺の五大堂は山寺随一の展望台で眼下に広がる眺望を楽しむことができ、山寺芭蕉記念館からは、桜、新緑、紅葉、雪景色と四季折々の景観をご覧いただけます。
野々村のため池とは、付近の田園を潤すための大切な池です。 鳥海山は、標高2,236 mの活火山で、日本百名山のひとつです。山頂に雪が積もった姿が富士山に類似しているため、「出羽富士」とも呼ばれ親しまれています。 ため池周辺は、最上地方の地形には珍しく、広大な平野が広がっています。そのため、遠方に望む鳥海山までの視界を遮るものがなく、水辺越しに望む山並みの美しさは人々を魅了する絶景です。また天気が良く風の無い日には、鏡のような水面に、逆さに映る鳥海山が見事です。 夏は青々とした田園が広がり、冬は白鳥など渡り鳥の休憩スポットとなる、季節ごとに違った風景を楽しむことができるおすすめビューポイントです。
飯豊町のどんでん平ゆり園からさらに上に登った場所に展望台があります。ここからは飯豊町豊原地区の1200haという広大な田園の中に民家が点在している景観を眺望できます。この景観は全国にも数少ない屋敷林に囲まれた散居集落で、四季をとおして田園に島が浮かぶ様な景観であり、原風景が残っています。平成5年「第1回美しい日本のむら景観コンテスト」で最高賞の農林水産大臣賞を受賞しています。田んぼに水が張り、水鏡となって朝焼けを映し出す風景はとても美しく、未来に遺していきたい山形の誇れる景観です。飯豊町は「日本で最も美しい村連合」に加盟して、景観の保全に取り組んでいます。
鶴岡市田麦俣にある六十里越街道は、江戸時代、湯殿山への参詣として栄えた修験道で、街道沿いにある落差90mの七ツ滝は、日本の滝百選として選ばれた名勝で、新緑と紅葉が美しい場所です。七ツ滝下流500mのところにある多層民家の里・田麦俣集落は、江戸時代、湯殿山・月山への参詣道である六十里越街道の重要な中継地として多くの旅人が訪れた宿場の村です。緑の中に茅葺屋根の多層民家が点在する様は、昔話の世界に迷い込んだ錯覚を感じさせ、現在も民宿として一軒が営まれています。
置賜地域の高畠町安久津地内にある瓜破石庭公園は、周囲が高畠石の壁面に囲われている公園です。高畠石は黄色みのある凝灰岩で、古くは古墳時代の石室に、江戸期からは民家の石塀などに広く使われ、町の特産物としてごく最近まで採られていました。瓜割石庭公園は高畠石の採掘跡を整備したもので、その不思議な景観は訪れた方を圧倒することでしょう。町中心部に高畠石で造られた旧高畠駅舎が保存されており、国の有形文化財にも登録されています。ぜひビューポイント標識のQRコードを読み取り、名前の由来を確認してみてください。
酒田市飛島(鼻戸崎)にある鼻戸崎展望台付近は、左前方に鳥海山、手前に大小の島が見え、眺望抜群のビューポイントです。秋の早朝には、天気が良ければ鳥海山の稜線から登る朝日が見られます。また、海流の影響で比較的温暖な飛島はタブノキの北限とも言われています。保水力に優れたタブノキは積極的に植林されてきた歴史があり、巨木の森では幹回り4m超の巨大なタブノキが見られます。ここでしか見ることのできない、日本海越しに望む鳥海山の雄大な眺望景観をぜひ体験してください。