地元の人々が「神が落とした扇の田」と呼ぶ棚田は、昭和21年に開田された比較的新しい棚田です。約200枚の棚田が整然と並ぶ景観は、平成11年に「日本の棚田百選」に選ばれました。春の田植え時期の鏡盤のような水田、夏の青々とした力強い稲田、秋の収穫前の黄金色の稲穂、稲刈り時には「くいのこ(杭掛け)」が規則正しく並ぶ風景は日本の稲作の原風景といえます。
『扇の要は神の要』
棚田が広がるこの土地は、戦前までは水利が悪く一部の水田を除くほとんどが桑畑として管理されていました。
椹平は南に面した斜面で勾配は比較的緩やかなうえ、粘土質で水持ちが非常に良い条件だったため、古くは江戸時代に灌漑事業が行われ開田を試みるものの難工事を極め未完に終わったのだと語り継がれています。
時代が変わり、食糧不足が深刻になっていた戦時中に、国策として食糧増産のために開田工事が着手されたことで水利の問題も解決し現在の棚田が完成しました。
春の田植え時期の鏡盤のような水田、夏の青々とした力強い稲田、秋の収穫前の黄金色の稲穂、稲刈り時には「くいのこ(杭掛け)」が規則正しく並び、その風景はまさに日本の稲作の原風景を見せてくれます。
棚田に隣接するここ「一本松農村公園」からの眺望は、朝日町民共有の財産であり自慢のひとつになっています。この小高い展望地では、山一面にヒメサユリが群生しているところも見所です。
稲作用地としては決して効率が良いとは言えない棚田ですが、この美しい棚田を維持するために、地元農家で組織する椹平棚田保全活動推進委員会は、平成18年度から椹平棚田保全隊員を募集し、新たな取組みを実践しています。隊員には、棚田での生産活動や維持管理、景観保全の活動に直接参加していただき、作業に合わせ、労働力の対価として「棚田チケット」をおあげしています。現金との引き換えはできませんが、年末に地域の農産物との交換会を開催しています。
浮島稲荷神社例祭(5月)
ヒメサユリ祭り(6月)
朝日連峰夏山開き(6月)
空気まつり(6月)
大沼浮島島祭り(7月)
朝日川渓流まつり(8月)
朝日町ワインまつり(9月)
朝日町産業まつり・りんごまつり(11月)
Asahi自然観スキー場まつり(2月)
朝日町のひなかざり(3月)
りんご、りんごのスイーツ、はちみつ、ワイン、あっぷるニュー豚、
ダチョウ肉加工品
りんご温泉 2km
朝日町ワイン城 5km
道の駅あさひまち 3km
大沼の浮島 9km
空気神社・Asahi自然観 14km
明鏡橋(選奨土木遺産) 5km
朝日川渓谷 16km
大江町楯山公園(おすすめビューポイント) 13km
チェリークア・パーク(おすすめビューポイント) 20km
フラワー長井線白兎駅(おすすめビューポイント) 28km