左沢市街地の北にあり、山城跡にある楯山公園からは、眼下にダイナミックに湾曲する最上川と重要文化的景観に選ばれている左沢の街並み、東に広がる村山盆地、西に聳える朝日連峰を眺めることができます。
『歴史の要所はふるさとの心』
ここ楯山公園は、国指定史跡「左沢楯山城跡」になっており、寒河江大江氏の一族左沢氏が築いた城跡です。天正年間(1573‐92)から最上氏の直轄地となり、天和8年(1622)の最上氏改易後、酒井氏が新しく小漆川に城を築いて廃城となりました。発掘調査にて、15世紀後半から17世紀初頭にかけて使われていたことが確認されています。
掘立柱建物や池のような遺構が見つかっており城として造られた曲輪や切岸、堀切などの地形をみることができます。
交通の要衝左沢に築かれた城跡は「左沢氏とその一族、伊達氏、最上氏との抗争を軸に展開した村山地方の中世から近世に至る動向を知るうえで、重要な城跡である」として、平成21年、国の史跡に指定されました。
また、ここ大江町は、景観を活かしたまちづくりに取り組んでいることも有名です。
平成25年には、国(文化庁)が選定する「重要文化的景観」に山形県から初めて選ばれています。平成27年1月26日現在,全国で47件の重要文化的景観が選定されているなか、山形県では唯一の選定地になっています。
文化的景観とは「地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された景観地で我が国民の生活又は生業の理解のため欠くことのできないもの」とされ、大江町では選定されるまで3年以上の作業期間を掛けて町のもつ魅力を整理・認識し、ふるさとの持つ景観の魅力をもって、今後のまちづくりへ取り組みを進めています。
それら大江町の景観の魅力は、毎年開催される「大江の景観フォトコンテスト」で作品として見ることもできます。ここ楯山公園からの眺めは被写体として一番人気でありますが、その他多くの美しい作品群は、町のホームページ等でご覧いただけます。
・平成11年「やまがた地域の絵になる風景」選定
旧正初市(1月)
左沢ひな市(3月)
大江のひなまつり(左沢ひな市を含む金土日)
大山自然公園ゆり祭り(6月)
正調最上川舟唄全国大会(6月)
水郷大江夏祭り灯ろう流し花火大会(8月)
大江の秋まつり(9月)
果物(りんご、ラフランス、スモモ、桃、ブドウ、サクランボ)、青苧食品(真麻うどん、真麻ひやむぎ)やまがた地鶏、鮎、地酒(大江錦等)、
桃の実工芸品、青苧工芸品、あまぽんぽん(薬湯の素)
左沢楯山城跡(国指定史跡)
最上川の流通・往来及び左沢町場の景観(国選定重要文化的景観)2km
大江町交流ステーション 2km
道の駅おおえ 4km
奥おおえ柳川温泉 16km
チェリークア・パーク(おすすめビューポイント) 15km
朝日町一本松公園(おすすめビューポイント) 13km
寒河江ダム(おすすめビューポイント) 20km