白鷹町荒砥甲

一世紀を超えても活躍を続ける鉄道橋“荒砥鉄橋”と最上川

景観の特徴

背後にそびえる朝日山系と眼下を悠々と流れる最上川、その風景を縫って走る山形鉄道フラワー長井線。ビューポイントからは、日本の原風景ともいえる壮大な眺めがお楽しみいただけます。列車の通過時刻に合わせて訪れると、より一層ノスタルジーを感じることができます。

景観物語

『100年現役 フォトジェニックの秘密』

荒砥鉄橋(正式名称『最上川橋梁』)は、山形鉄道フラワー長井線で使用されている鉄道橋で、もともとは明治20年に旧東海道本線の木曽川に架設された橋梁を、大正12年に移設したものです。
鮎の里・白鷹町を流れる最上川に架かるこの橋梁は、一世紀を超えても現役の鉄道橋として使用されており、歴史的にも構造的にも貴重な近代土木遺産です。

当時としては最長である、200フィート(約60m)の径間(支点間距離)をもった「ダブルワーレントラス」という形式の錬鉄製の鉄橋で、英国で製作されたものです。このような橋梁は、当時の日本の鉄道技術では建造することができず、イギリス人のC.ポーナルの設計で、パテントシャフト&アクスルトリー社製造の物を輸入しました。

旧東海道本線に架けられたこの橋梁は、明治22年に新橋駅-神戸駅間が全通した時によるものであるが、時代の変遷とともに機関車の重量が増し、橋梁が強度不足となったために、山形鉄道フラワー長井線(旧国鉄長井線)とJR左沢線に分かれて移設されました。

その際、200フィート(約60m)あった径間を150フィート(約46m)に短縮・改造して移設された。構成は、3連のワーレントラスと9連のプレートガーターになっている。
また、鉄橋の上流近くでは、最上川舟運時代の小判数十枚が川底から発見され、ミステリアスな逸話が残っている。

イベント情報

桜まつり(4月)
ヤナ開きまつり(5月)
白鷹紅花まつり(7月)
白鷹鮎まつり・しらたか工芸体験まつり(9月)
新そばキャンペーン(11月)

グルメ情報

あゆ料理、手打ちそば
深山和紙(山形県指定無形文化財)
白鷹紬(経済産業大臣指定伝統的工芸品)

まわりの観光スポット

置賜桜回廊
丈六地蔵尊(文化年間造立・高さ約5メートル・石造)500m
道の駅白鷹ヤナ公園 5km
深山観音堂(国指定重要文化財)・いきいき深山郷のどか村(農家レストラン・農家民宿) 5km
白鷹町ふるさと森林公園・鷹野湯温泉 5km
白鷹スカイパーク・白鷹スキー場 10km
大平橋(木製吊り橋) 8km
フラワー長井線白兎駅(おすすめビューポイント) 9km
朝日町一本松公園(おすすめビューポイント) 19km

視点場と周辺マップ

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