飯豊町萩生

どんでん平ゆり園展望台から見る日本一の田園散居集落

景観の特徴

飯豊町豊原地区の1200haという広大な田園の中に民家が点在しています。これらは全国にも数少ない屋敷林に囲まれた散居集落で、平成5年「第1回美しい日本のむら景観コンテスト」で最高賞の農林水産大臣賞を受賞しています。

景観物語

『田園に浮かぶ美しい屋敷林のもう一つの役目とは』

【散居集落】
 眼下に広がるのは、飯豊連峰を水源とする白川流域の扇状地に約1,200haにわたって広がる散居集落です。散居集落は、いわゆる散村といわれる、広大な耕地の中に民家が1~3戸程度ずつ散らばって点在する集落形式です。その逆に、民家が密集して並んでいるものは、集村といわれます。散村は日本の原風景ともいうべき田園景観をイメージさせますが、世界各国で見られ、成立要因は、水の便が良いなどの自然条件や土地分割の政策的要因などがあるが、それらの起源が明らかなものを多くありません。
 ここ白川流域扇状地では、全国にも数少ない屋敷林を持つ民家が散らばって点在する散居集落(散村)が、今も昔のままの姿で残されている地域です。屋敷林は、開放的な田園景観を引き締めるアクセントともなって、置賜地方に固有の美しい景観を作り出しています。地域の気候風土が育んだ守るべき日本の農村の原風景といえるでしょう。平成5年には、「第1回美しい日本のむら景観コンテスト」で最高賞の農林水産大臣賞を受賞しています。
 各民家に寄り添う屋敷林は、冬期間に受ける北西風からの防風・防雪に備えて植えられたものです。時には「影切り」と称して枝を切り、燃料として使用したり、秋に収穫される稲束をかける「稲掛け」として利用されるなど、農村生活の知恵として多様に利用されてきました。

【どんでん平ゆり園】
 どんでん平ゆり園は、1982年に地元有志が手作りの公園として造成したのが始まりで、当初は1haの面積でした。それが2003年には、面積7ha、50万本のゆりが咲き誇る東日本最大級のゆり園になりました。

イベント情報

全国白川湖岸ダムマラソン大会(5月)
白川ダムSNOWえっぐフェスティバル(7月)
めざみの里まつり(9月)
中津川雪まつり(2月)

グルメ情報

ゆりソフト、どぶろく、飯豊産米沢牛、山菜、きのこ、メイプルシロップ、山oh!アイス

まわりの観光スポット

どんでん平ゆり園 1km
農家レストラン「エルベ」2km
道の駅いいで 6km
中津川観光わらび園 25km
源流の森・白川湖(おすすめビューポイント) 21km
ながい百秋湖(おすすめビューポイント) 8km
川西町下小松古墳群(国指定史跡・山形県眺望景観資産)11km

視点場と周辺マップ

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