飯豊連峰は磐梯朝日国立公園の中部に位置し、福島・山形・新潟の三県にまたがって4,000haにも及ぶ雄大な連山で、「東北のアルプス」とも呼ばれています。飯豊本山(2,105m)大日岳(2,128m)御西岳(2,012m)を主稜とし、雄大な山容が春夏秋冬、それぞれの季節で多様な表情を見せる絶景となっています。
『表情は四季折々』
【白川湖】
白川湖は白川ダムによって形成された人造湖で、河川名をとって命名されました。
白川ダムは、139戸の皆さんの尊いご協力のもと、10年以上の歳月をかけて昭和56年に完成しました。普段は静かな置賜白川も、いったん大洪水に襲われると、その被害は計り知れないものがあります。特に昭和42年の羽越豪雨では、白川をはじめとして最上川上流部は未曾有の大洪水になりました。また、一方では夏場の水不足にも悩まされ続けてきた地域でもあります。このような中で、白川ダムは洪水と渇水に対応し、地域の発展と豊かな生活の実現に貢献しています。
白川湖周辺は、白川ダム湖畔公園やオートキャンプ場、源流の森、旅館やコテージなどの宿泊施設が整備されていて、四季を通じてさまざまなイベントが開催される観光スポットです。国土交通省が三年ごとに実施する「ダム湖利用実態調査」では、平成15年度には国土交通省直轄ダムのなかでも第9位の利用者数である年間35万人の観光客が訪れたことがわかっています。
5月には雪どけ水で増水した白川湖に、岸辺に生えているヤナギなどの木の根元が水没し、幻想的な景色を見ることができます。5月下旬に流域の田植えに向け放水が行なわれるまでの約一ヶ月間の期間限定の特別な景観です。
【飯豊連峰】
飯豊連峰は、昭和25年に指定された磐梯朝日国立公園の中部に位置し、福島・山形・新潟の三県にまたがる4,000haにも及び雄大な一連の山であり「東北のアルプス」とも呼ばれています。
飯豊連峰の飯豊山信仰は会津地方が早くから盛んで、出羽国(山形県)側では、玉川流域の小国地方と、白川流域の中津川郷を中心にして置賜盆地全域に広まっていました。飯豊山への参詣は、近隣の住民にとって成人儀式として用いられ、男子が13~15歳になると飯豊山に登頂するのがしきたりになっていました。また、女人禁制の山でもあり、江戸時代に禁を破って山中に入った「小松のマエ」という女性が神の怒りに触れ石に変えられたという伝説もあります。これらのしきたりは、太平洋戦争前まで残っていたといわれています。
山容としては、ほとんどが花崗岩からなり山頂には一部平らな面もあるが中腹以下は深い谷に刻まれています。冬は北西の季節風が直接吹き付けるため一帯は数メートルの雪に包まれます。この豊富な雪解け水を利用した水力発電所がこの山地周辺に数多く設けられていて、阿賀野川水系、荒川水系、最上川水系の分水嶺にもなっています。
(飯豊連峰を構成する主な山岳)
・大日岳 (2,128 m) :飯豊連峰の最高峰
・飯豊山 (2,105 m) :飯豊本山であり、飯豊山神社が置かれていまする。日本百名山のひとつです。
・北股岳 (2,025 m) :晴れた日には日本海が望めます。る。
・烏帽子岳 (2,018 m)
・御西岳 (2,013 m)
・三国岳 (1,644 m)
・地蔵岳 (1,539 m)
全国白川湖岸ダムマラソン大会(5月)
白川ダムSNOWえっぐフェスティバル(7月)
めざみの里まつり(9月)
中津川雪まつり(2月)
ゆりソフト、どぶろく、飯豊産米沢牛、山菜、きのこ、メイプルシロップ、宇津沢かぼちゃ、雪室じゃがいも
白川ダム湖岸公園・オートキャンプ場 2km
源流の森 2km
中津川観光わらび園 4km
道の駅いいで 16km
どんでん平ゆり園(おすすめビューポイント) 21km