鶴岡市羽黒町手向

国宝 羽黒山五重塔と表参道杉並木

景観の特徴

羽黒山の入口、随神門をくぐると、ふっと空気が変わるのを感じられます。参道沿いに立ち並ぶのは、樹齢350年から500年を越す老杉。歩みを進めると、清々しさに満たされて来ます。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で杉並木が3つ星、五重塔、三神合祭殿は2つ星に選ばれています。また、文化庁の日本遺産にも認定されています。

景観物語

『霊験新たに空間を創る塔』

出羽三山は、月山、羽黒山、湯殿山の総称であり、古くから修験道の霊場として知られています。開山は1400年以上前、第32代崇峻天皇の皇子である蜂子皇子が、三本足の霊鳥に導かれ、羽黒山(標高414m)に登拝し、羽黒権現を感得、山頂に社を創建したのが始まりとされています。蜂子皇子はさらに月山権現と湯殿山権現を感得し、三山の開祖となりました。以降、羽黒派古修験道として全国に広がりました。
 
 関東方面では古くより、西に位置する伊勢神宮(三重県)を「陽」、ここ出羽三山を拝することを「陰」と見立て、対を成すものとされ、西の伊勢参り東の奥参りとして、双方を訪れることは重要な人生儀礼のひとつとされていました。登拝したものは「神となることを約束されたもの」として崇められ、一生に一度は必ずそれらを成し遂げたいという憧れが根強くありました。

【国宝 五重塔】
東北地方では最古の塔といわれ、平将門の創建と伝えられる羽黒山五重塔。高さが29.0mの三間五層柿葺素木造で、美しく均整のとれた姿で知られています。
昭和41年に国宝に指定されています。
近くには樹齢1000年とも言われる、幹の周囲10mの巨杉「爺杉」があります。

【表参道杉並木】
随神門から始まる表参道は、全長約1.7km、2446段の長い石段である。両側には樹齢350~500年の杉並木が続きます。その数は400本以上で国の特別天然記念物に指定されています。

イベント情報

羽黒山祭礼
 祈年祭(御田植祭:5月8日)
例祭(花祭り:7月15日)
八朔祭(8月31日)
幣立祭(9月24日)
松例祭(12月31日)

グルメ情報

精進料理

まわりの観光スポット

いでは文化記念館
出羽三山神社 5km
玉川寺庭園(国指定名勝) 3km
月山ビジターセンター・休暇村羽黒 4km
羽黒・芸術の森-今井アートギャラリー 6km
スタジオセディック 庄内オープンセット 11km
創造の森(山形県眺望景観資産) 9km
松ヶ岡開墾場(おすすめビューポイント) 9km
七ツ滝(おすすめビューポイント) 33km
庄内町の風車群(おすすめビューポイント) 14km

視点場と周辺マップ

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