山居倉庫は酒田を代表する歴史、観光、そして景観資産です。明治中期に建てられ、2022年9月に129年間の※倉庫としての役割を終えました。樹齢150年以上のケヤキ36本の連なるケヤキ並木の色合いは、季節とともに移り変わり魅了します。
『明治から130年以上現役だった米倉庫』
江戸の人口増により米の需要が増した17世紀半ば、幕府は陸奥・出羽の御城米を江戸に送るよう、時の御用商人河村瑞賢(かわむらずいけん)に命じました。瑞賢は港湾の利便調査をもとに、西回り航路を整備し、酒田から下関を廻り、瀬戸内海から大坂を経由して、江戸へ城米を直送できるようにしました。酒田には幕府専用の御米置場が設置され、最上川を通じて各地から集められた米が酒田湊から江戸へと送られたのです。
現在の米どころ庄内のシンボル、山居倉庫は明治26年(1893年)に旧庄内藩主酒井家が、米の保存と集積を目的に酒田米殻取引所の米保管用倉庫として設置したものです。米の積出港として賑わった酒田の歴史を今に伝え、NHK朝の連続テレビ小説「おしん」のロケ地にもなりました。
酒田港に繋がる新井田川に面して立ち並ぶ12棟の倉庫のうち、2棟は観光物産館「酒田夢の倶楽(くら)」として改装されています。倉庫群の一部は令和4年度まで米穀倉庫として使用されていました。
土蔵づくりの倉庫1棟あたりの米の収容能力は約960トン(16,000俵)。背後に立ち並ぶ欅並木は夏の高温や冬の季節風から倉を守り、二重屋根は倉庫内の温湿度を一定に保つなど、自然を利用した先人の知恵が生かされた低温倉庫として活躍しました。
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