酒田市山居町

米どころ港町さかたの山居倉庫とケヤキ並木

景観の特徴

山居倉庫は、建てられてから120年以上を経た今日でも、現役の米穀倉庫として使われており、酒田を代表する歴史、観光、そして景観資産です。樹齢150年以上のケヤキ36本の連なるケヤキ並木の色合いは、季節とともに移り変わり魅了します。

景観物語

『実は現役の倉庫なんです』

江戸の人口増により米の需要が増した江戸時代、幕府は出羽国の年貢米を江戸に送るよう、時の御用商人「河村瑞賢」に命じました。瑞賢は港湾の利便調査をもとにして、酒田から下関を廻り、瀬戸内海から大阪を経由して、江戸へ城米を直送できるようにしたのです。酒田には幕府専用の米蔵が設置され、最上川を通じて各地から米が集められ、湊から江戸へと送られたのです。

現在の米どころ庄内のシンボル、山居倉庫は明治26年(1893年)に旧荘内藩主酒井家が、米の保存と集積を目的にして酒田米殻取引所の米保管用倉庫として建造したものです。米の積出港として賑わった酒田の歴史を今に伝え、NHK朝の連続テレビ小説「おしん」のロケーション舞台にもなりました。
酒田港に繋がる新井田川に面して立ち並ぶ12棟のうち、1棟は庄内米の歴史を紹介している「庄内米歴史資料館」として、2棟は観光物産館「酒田夢の倶楽」として改装されています。残りの9棟は現在も米穀倉庫として使用されています。
白壁、土蔵づくり9棟からなる倉庫の米の収容能力は10,800トン(18万俵)。背後に立ち並ぶ欅並木は、夏の高温防止のためで、内部の湿気防止には二重屋根にするなど、自然を利用した先人の知恵が生かされた低温倉庫として、現在も現役で活躍しています。

・美しい日本の歴史的風土準100選

イベント情報

日和山桜まつり(4月)
酒田まつり(5/19~5/21)
酒田港クルーズ(7月下旬~8月上旬の水・土曜日)
酒田湊・甚句流し(8月第1土曜日の前日)
酒田花火ショー(8月第1土曜日)
酒田日本海寒鱈まつり(1月下旬の土・日曜日)
黒森歌舞伎(2月15日・17日)
酒田雛街道(2月下旬~4月中旬)

グルメ情報

庄内浜で水揚げされた魚介類、海鮮料理、庄内砂丘メロン
酒田ラーメン

まわりの観光スポット

山居倉庫敷地内
酒田市観光物産館「酒田夢の倶楽」、庄内米歴史資料館、山居橋
酒田海洋センター・さかた海鮮市場・みなと市場 0.8km
日和山公園(おすすめビューポイント) 2km
酒田市美術館(おすすめビューポイント) 3km
眺海の森(おすすめビューポイント) 18km

視点場と周辺マップ

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