
H28写真コンテスト入選作品「残照」奥山美恵子さん(6月)
松山地区と平田地区にまたがる眺海の森は、標高200〜300mの丘陵地帯という立地から、北に出羽富士「鳥海山」、南に霊峰「月山」、西には広大な庄内平野と山形県の母なる川「最上川」、またその向うには日本海、飛島を眺めることもできます。ふもとにある總光寺から車で縫うように山道を登ると、樹々の間から庄内平野の田園風景が垣間見え、さらに登っていくと視界が開けて広大な風景がパノラマとなって広がります。秋になると広葉樹が一斉に染まり、縫うように登る山道の傍らには、綺麗に彩った樹々が広がります。
『庄内平野一望の中心に立つ』
庄内地方は、山形県で唯一、海と接しており、県の西部に位置しています。南北100km・東西40kmくらいの広さがあり、その多くは平坦な土地です。庄内平野は、日本海に面した西側以外の3方を、鳥海山や出羽山脈などの山々に囲まれており、最上川という大きな川の河口に開けた扇状地です。
ここ眺海の森の山頂には、酒田市旧松山地区で生まれ、「三太郎の日記」作者として知られる哲学者「阿部次郎」の文学碑が建っており、「まさに海に入らうとする最上河とその周囲に発達せる平野は、鳥海山と月山の中央山脈の山塊を盟友として、幼い私の魂をその懐の中に育ててくれたのである」と刻まれています。ここからの眺めが幼少期の阿部少年に深く印象を残したことを示すものです。ここに記されるようにここからは、空と日本海が水平線上で出会い、最上川が庄内平野を縫って流れる雄大な景色を眺めることができます。
また振り返ると、標高2,236メートル、その形の美しさからまたの名を出羽富士とも呼ばれる鳥鳥海山を見ることができます。まさに庄内平野を構成する全ての要素を一望できるビューポイントになっています。
・遊歩百選
・山形県経済同友会「美しい街並み賞」大賞
・建設省手づくり郷土賞
・やまがた景観デザイン賞
人工ゲレンデオープン(7月上旬)
眺海の森音楽祭(7月下旬)
松山能(6月第2土曜日、8月20日、1月第4土曜日)
庄内麩
松山そうめん
松山まんじゅう
眺海の森周辺
宿泊施設眺海の森さんさん、天体観測館コスモス童夢、
森林学習展示館、松山スキー場、人工ゲレンデ、野外ステージ、
外山キャンプ場、ピクニックランド
總光寺庭園(国指定文化財 名勝) 2km
松山歴史公園 3.5km
阿部記念館 4.5km
庄内町の風車群(おすすめビューポイント) 9km
日和山公園・山居倉庫(おすすめビューポイント) 18km
酒田市美術館(おすすめビューポイント) 19km