その秀麗な山容から出羽富士とも呼ばれる鳥海山。十六羅漢岩は、鳥海山の噴火で日本海に流れ出した安山岩に彫られており、磯部の海岸景観です。抜けるような青空の下での羅漢岩と日本海のコントラスト、或いは、日本海に沈む夕日のシルエットとしてひっそりたたずむその姿は、訪れる者の時間を忘れさせるほどです。22体をぜひ見つけてみてください。
『歴史と夕日のシルエットロマンス』
『十六羅漢とは、お釈迦様の死後、弥勒仏(みろくぶつ)が出現するまで正しい教えを託された16人の修行者で、仏教の布教に努めた尊者のことです。羅漢を供養することで、ご利益として仏教が盛んになり、多くの人々が幸福になり、災害からも免れる。』との謂われがあります。
こうした羅漢信仰が根底にあり、遊佐町吹浦の海禅寺二十一世(21代目)住職、寛(かん)海(かい)和尚が十六羅漢を発願したと言われています。寛海和尚は、羅漢仏をつくるため、地元のみならず、酒田方面まで托鉢を行い、浄財が一両から二両集まるごとに石工に依頼し、元治元年(1864)から明治元年 (1868)までの約5年の歳月をかけて22体の磨崖仏を完成させました。その後、明治4年(1871)7月、71歳の時にご自身が守り仏になるため、羅漢岩の傍らの海に身を投じました。
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