JR左沢線最上川橋梁はフラワー長井線荒砥鉄橋と双子の橋で、現役で活躍する国内最古の鉄道橋です。ビューポイントからは、最上川や月山の四季折々の違った表情を楽しむことができ、運が良ければ、霊峰月山を背景に、山形県の宝最上川を渡るSLに出会えるかもしれません。山形の秋の風物詩「いも煮会」の発祥地もすぐそばです。
知る人ぞ知る!最上川が生んだ2つの物語
【双子の鉄橋】
最上川橋梁は、もともとは明治20年に旧東海道本線の木曽川に架設されたものです。当時としては最長の200フィートの径間をもった「ダブルワーレントラス」という形式の錬鉄製の鉄橋で、英国で製作されました。このような橋梁は、当時の日本の鉄道技術では建造することができず、イギリスから輸入されました。時代の変遷とともに機関車の重量が増し、橋梁が強度不足となったために、山形鉄道フラワー長井線(旧国鉄長井線)とJR左沢線に分かれて移設されています。
フラワー長井線の荒砥鉄橋も、おすすめビューポイントになっています。
【芋煮会発祥の地】
江戸時代、山形県を日本海ヘ流れる最上川を利用した舟運が盛んでした。県内陸部からは米や紅花、青苧などが酒田を経由して京都・大阪ヘ、京都・大阪からは砂糖や干魚、衣類、雛人形などの上方文化が運ばれてきました。元禄7(1694)年に白鷹町荒砥まで最上川舟運が通じるまでは、長崎湊(中山町)は舟運の終点であったとされ、米沢方面への船荷の積み替えが行われた要地でした。その舟運に携わる船頭や商人たちは荷揚げや荷待ちの逗留の間、棒鱈と里芋を材料に、川岸の松の枝に鍋を掛けて煮て食べました。これが芋煮会の始まりで、この松の木は「鍋掛松」と呼ばれるようになりました。
柏倉九左エ門家ひなまつり(3月~4月)
お達磨の桜まつり(4月)
全国かぶと虫相撲大会(7月)
元祖芋煮会in中山(9月)
すもも、すももワイン、純米酒ひまわり娘、バラ
ひまわり温泉「ゆ・ら・ら」・中山町情報・物産館まるっと、鍋掛松
柏倉九左エ門家住宅(山形県指定文化財) 3km
お達磨の桜(県指定天然記念物) 5km
チェリークア・パーク(おすすめビューポイント) 6km
岩谷十八夜観音(国指定重要民俗文化財) 10km