山形県鶴岡市

49 日本最大の蚕室群「松ヶ岡開墾場」~庄内藩士の開拓精神とジャパン侍シルクの源流

景観の特徴

松ヶ岡開墾場は、明治維新の後、庄内藩士三千人が刀を鍬に替え荒野を開墾し、国内最大の蚕室群を建設して、我が国の近代化の発展に尽くした日本シルクの源流の地です。平成元年に国の史跡に指定され、場内に現存する5棟の蚕室と前面にある開墾50周年記念として植樹された樹齢90年を越す桜並木は歴史の重みを感じながら散策できます。

景観物語

絹を紡ぐ地域庄内 発祥の地 松ヶ岡開墾場

【松ヶ岡開墾場】
松ヶ岡開墾場(国指定史跡)は、明治維新に際し、庄内藩の武士達が刀や槍を鋤(すき)や鍬(くわ)に替え、荒野を開墾開拓し、論語を心の支えとし、養蚕業を興し、産業の振興に貢献した歴史の地です。明治8~10年に、名匠・高橋兼吉らにより瓦葺上州島村式三階建の大蚕室10棟が建設されました。そのうち5棟が現在も残っており、長さ21間(37.8m)、奥行き5間(9m)という日本最大の蚕室として、本陣と共に国の史跡に指定されています。その一棟が修復されて松ケ岡開墾記念館となっています。本陣は1622年に庄内藩主の酒井忠勝が仮殿として建設され、1872年からは藩士による開墾事業の集会所兼事務所として使われました。
【松ヶ岡シルク】
松ヶ岡の開墾によって、蚕種から絹織物の製品化まで一貫した工程が1つの街に集約されているという類い希な日本の最北限の絹産地「鶴岡」を作り上げました。鶴岡シルクの中でも特に「松ヶ岡シルク」は、純白で上品な輝きとしなやかな手触りをもった良質なシルクとして有名です。

イベント情報

松ヶ岡桜まつり(夜桜ライトアップ、夜桜カフェ、桜まつり骨董市:4月中旬)

グルメ情報

松ヶ岡特産の桃、庄内柿、まゆクラフト体験、陶芸教室(松ヶ岡焼)

まわりの観光スポット

松ヶ岡開墾場内
松ヶ岡開墾記念館、松ヶ岡本陣、庄内映画村資料館、
松岡窯陶芸教室陶の蔵、庄内農具館
羽黒・芸術の森-今井アートギャラリー 4km
玉川寺庭園(国指定名勝) 7km
創造の森(山形県眺望景観資産) 7km
羽黒山 13km
スタジオセディック 庄内オープンセット 13km
黒川能の里 王祇会館 6km
七ツ滝(おすすめビューポイント) 23km
庄内町の風車群(おすすめビューポイント) 19km

視点場と周辺マップ

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