紅花資料館は、江戸時代紅花商人(豪農)として活躍した旧堀米家の屋敷です。長屋門を構え、堀と塀を設けて敷地を囲んでおり、座敷蔵、御朱印蔵、母屋、武者蔵、そして雛人形や紅花染め衣装など貴重な品々が残っています。敷地内には紅花畑もあり、7月上旬に紅花が咲き誇ります。
紅の美しさはあこがれのまと
江戸時代、口紅や染料の原料として京都に出荷された紅花は、生産地に大きな富と京文化をもたらしました。紅花栽培は山形県の気候風土と合い、全国生産の大半を占めました。紅花は、西陣織や化粧用に加工される貴重な染料として高く評価され、当地を経済面でも文化面でも大きく発展させました。
紅花交易に関わりが深い山寺(立石寺)と河北地方に花開いた京文化は、平成30年5月に日本遺産「山寺が支えた紅花文化」として認定されました。紅花商人・豪農であった当館、旧堀米家には、当時の繁栄を物語る建物、古文書、豪華な紅染め衣装や雛人形が残されており、七月には紅花が咲き誇ります。これら紅花に関する資料や景観は日本遺産を構成する大切な文化財になっています。
紅花は連作を続けていると、炭そ病等の病害による連作障害が発生し、生産量が減少してしまいます。かつての堀米家の広大な紅花畑を想像しながら今しか見れない景観をお楽しみください。
・ 紅花染め体験(紅花資料館にて・5日前まで要予約)
・ 紅花資料館べに花まつり(7月上旬・紅花資料館にて)
・如月恋ひなまつり(2月・紅花資料館にて)
・ 冷たい肉そば
コシの強い田舎そばに、鶏肉からダシをとった甘じょっぱいスープをかけ、親鶏のチャーシューと小口に刻んだネギを載せるのが河北町発祥「冷たい肉そば」。12店舗のそば屋さんで結成する「谷地の肉そば会」が味を守り続けている、河北町民のソウルフードです。
・ カツ丼
もう一つ、ご当地グルメとして人気なのが「カツ丼」全国的にカツ丼は卵とじを連想するようですが、河北町ではスパイスの効いたカレー風味のソースカツ丼が定番です。
・ 道の駅河北 4.8km
・ べに花温泉・ひなの湯(日帰り入浴)3.9km
・ 河北町児童動物園 2.3km
・ 町総合交流センター・サハトべに花
(全天周プラネタリウムがあります)1.2km