山形市旅篭町・七日町

61 七日町大通りからの文翔館の眺め

景観の特徴

県政史のシンボルとも言える文翔館。現在は様々なイベントや映画ロケ地としても使用されており、英国近世復興様式を基調とした建設当時の重厚感ある建物を楽しむことができます。

景観物語

県都の歴史はここから始まった

明治9年に現在の山形県が成立した後、初代県令三島通庸の手によって明治10年に山形県庁舎が、また同16年に県会議事堂が旅篭町に建設されましたが、同44年5月の山形市北大火により両棟とも消失してしまいました。ただちに同地で両棟の復興が計画され、大正2年4月に着手、同5年6月に完成したものが現在の旧県庁舎及び県会議事堂です。
設計は米沢市出身の中條精一郎を顧問として東京都出身の田原新之助が担当し、工事は山形県の直営で行われました。旧県庁舎はレンガ造り3階建てで外廻りの壁面は石貼りで覆われています。昭和50年まで県庁舎として使用されていました。
また、旧県会議事堂はレンガ造り2階建てで、当初から公会堂としての性格も併せ持って計画されました。このため議場の議員席も固定席ではなく、講演会や演奏会等さまざまな催しに使われていました。
しかし、手狭であったために昭和5年新議事堂が建設され、その後旧議事堂は改造され事務室として使用されていました。
昭和50年の県庁移転後は、両棟を文化財として保存することとなり、同59年12月には国の重要文化財に指定されました。その後、同61年から文化庁の補助を受けながら修理工事を進め、平成7年9月に10年におよぶ工事が完成しました。
県では、「山形県旧県庁舎及び県会議事堂」を貴重な文化遺産として保存するとともに、県民の郷土への理解を深め、また本県文化の振興を図るための施設「山形県郷土館」(愛称:文翔館)として活用することとし、平成7年10月1日開館しました。

イベント情報

5月スプリングフェスティバル
8月花笠サマーフェスティバル山形花笠まつり
10月街なか賑わいフェスティバル
1月山形市初市
問合せ各種実行委員会

グルメ情報

・フルーツカフェ
・七日町飲食店街
・やまぎん県民ホール

まわりの観光スポット

・湯殿山神社
・やまがたクリエイティブシティセンターQ1(キューイチ)
・護国神社
・霞城公園
・山形駅のエスパル(お土産売場)
・御殿堰

視点場と周辺マップ

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