山形市大字釈迦堂

63 日本一の芋煮会 初代大鍋から見る唐松観音

景観の特徴

最上三十三観音の一つに数えられ、多くの参拝客が訪れる名所ですが、「日本一の芋煮会フェスティバル」初代大鍋とのコラボレーションを楽しめる人気の写真スポットにもなっています。

景観物語

先駆者の安住の地はやすらかな観音堂のもとへ

平安時代の正歴元年(西暦990年)に平清水の住人・森山氏の妻が戦死した夫の冥福を祈り、唐松山の霊窟に観音像を祀り、河岸に草庵を結んだのが、始まりとされています。また、京都一条殿の豊丸姫が清水観音のお告げによってはるばる羽州宝沢の里を訪れ、炭焼き藤太と結ばれ夫婦となり、その幸せな生活は観音菩薩のおかげだと、1113年、豊丸姫が京都から持参した念持仏の観音像を唐松山の霊窟に安置して祀ったのが始まりという説もあります。その後信仰を集め、最上三十三観音五番の霊場となりました。
御堂は県内唯一の懸崖造りの建物で、寛文元年に山形城主・松平下総主忠弘が唐松山護国寺と命名し、山形城の守護仏とされました。現在では、「山形十景」のひとつにされています。
【日本一の芋煮会フェスティバルと大鍋】
山形の郷土料理で秋の風物詩である「芋煮」。毎年秋には、多くの地元の方たちが河川敷などで「芋煮会」を楽しみます。日本一の芋煮会フェスティバルは、山形の食文化や秋の芋煮会の魅力を伝えるために、1989年「初代大鍋・鍋太郎」の誕生とともに、山形の秋の一大イベントとして始まりました。味はもちろんのこと、大鍋で芋煮をつくるダイナミックさが見どころです。初代大鍋は直径5.6mで、その後に二代目、三代目の大鍋が作られました。現在の三代目大鍋は、直径6.5mになります。そして、初代大鍋が唐松観音前広場に設置されています。間近で見る大鍋には圧倒され、その後ろに見える緑と唐松観音が作る風景は絶景です。

イベント情報

5月 唐松観音例大祭

グルメ情報

9月~10月頃芋煮
・手打蕎麦
・ラーメン

まわりの観光スポット

・もみじ公園(5.6㎞)
・清水山耕龍寺(曹洞宗)/最上三十三観音第6番平清水観音(6.0㎞)
・新福山石行寺(天台宗)/最上三十三観音第7番岩波観音(8.0㎞)
・西蔵王公園展望広場(12.1㎞)

視点場と周辺マップ

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