聖武天皇の勅命による開基と伝えられ、江戸期には幕府より約2800石の寺領を受け、東北随一の巨刹となりました。重要文化財の本堂をはじめ三重塔・薬師堂などが厳かに時を刻んでいます。
厳かに 静かに 時を刻む
鳥羽天皇の御願寺(ごがんじ)と伝えられる東北地方を代表する寺院境内地で、江戸時代には3ヵ院48坊からなっていた。江戸時代に復興した堂社と、院坊の屋敷地のたたずまいは、その背後を取り巻く城館群や旧境内地の北端近くに存在する慈恩寺修験の行場とともに、旧境内の様相を良好にとどめている。寺伝によれば、奈良時代、諸国巡錫の僧行基がこの地の景勝を聖武天皇に奏上し、勅命によりバラモン僧正が開基したと伝わる古刹。檀家を持たず、「鎮護国家」「国家安寧」等の寺として、藤原摂関家、寒河江荘地頭大江氏、山形城主最上氏、そして江戸府と、時の権力者より庇護され、江戸時代には幕府より2,800石余の寺領を受け、東北随一の巨刹となった。宗派は、南都の法相で始まったとされ、平安仏教の天台・真言が入るなどし、現在は天台宗真言宗兼学の一山寺院となっています。
・一切経会(慈恩寺舞楽)
5月5日に行われる一切経会では、燕歩・散手・太平楽・二の舞・陵王などの
八番が、谷地の林家と慈恩寺一山衆によって奉奏される。林家舞楽は、国指
定重要無形民俗文化財。観覧・入場無料。(℡0237(87)3993(慈恩寺寺
務所))
・寺そば・寺カフェ
・そば
・道の駅寒河江(チェリーランドさがえ)(℡0237(86)3111)
・最上川ふるさと総合公園
・寒河江公園(つつじ園)
・二の堰親水(にのせきしんすい)公園
・道の駅寒河江(チェリーランドさがえ)
・古澤酒造資料館
・観光果樹園
(さくらんぼ・苺・ぶどう・ブルーベリー等)
・寒河江温泉